ジェネリック 医薬品

新薬(先発医薬品)の開発には巨額の費用と膨大な時間を必要とするために、開発企業(先発企業)は新薬の構造やその製造方法、などについて特許権を取得し、自社が新規に開発した医薬品を製造販売することによって、資本の回収を図る。また、その新薬で得た利益を新たな新薬の開発費用として投資する。当然、特許の存続期間が満了すると、他の企業(後発企業)も自由に先発医薬品とほぼ同じ主成分を有する医薬品(=後発医薬品)を製造販売ができるようになる。

つまり、後発医薬品(ジェネリック)は開発の際にかかる研究の費用がかからないため、先発医薬品よりも安価で購入する事ができます。
最近お医者さんの中で「先発に比べ後発は効果効能が劣る」という人もいますが、成分・分量などは同じでなければ後発医薬品として処方する事はできません。

適性検査や課題論文はわかりませんが、新聞などに時々医薬品に関しての記事が載っていたりする事もあります。
そういうのを大いに活用し、試験に臨んだ方がいいと思います。ただ薬の開発には巨額の費用と膨大な時間を必要とするために、開発企業もそれだけのお金を回収しなくてはいけないので、極端に短くはならないでしょう。

後発医薬品の普及はアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツなど各先進国ではかなり進んでいます。普及率はアメリカ71%、カナダ66%、イギリス65%、ドイツ62%ですが、日本は20%程度に留まっています。つまり、特許期間を短くしなくても、まだまだジェネリックの普及率は上がっていくかもしれません。